海外の語学学校や大学へ留学する際に考えがちな留学エージェントの利用ですが、実はエージェントを利用して後悔している人も少なくありません。
留学エージェントを使って後悔しないために、どんな人が留学エージェントの利用に向いているのか、自分の失敗談を元に考察していきます。
目次
留学エージェントをあまり考えずに利用すると痛い目に合う?
留学エージェントでは、海外の語学学校や大学へ留学する人向けにサービスを行っており、代理出願、滞在場所やビザの手配、留学中/後の困った時の相談やサポート等を展開しています。
また、各エージェントによって特徴が違います。
特定の国の情報に詳しかったり、サポートの範囲に違いがありますし、無償サービスを行っているエージェントもある為「留学にはどこのエージェントを使うべきかな?」という疑問が必ず沸くと思います。

とあまり考えず利用すると痛い目に遭います。むしろ、エージェント使わない方が良い場合もあります。
私自身エージェントを2回利用していますが、あまり良い思いをしませんでした。そしてあとからネット検索してみると同じようにエージェント利用自体を後悔する人が沢山いたのです。
以下では、どんな人がエージェントを利用するべきなのかや、エージェントを利用してどんなデメリットに直面したのか説明していきます。
留学エージェントを利用するべき人について
留学エージェントを2回利用(留学ジャーナル、BEO)した上での結論なのですが、留学エージェントを利用するのに向いている人はこんな人だと考えます。
こんな人
- 出願を自分のペースで進めなくてよい
- 言語力不足で留学先情報を自分でリサーチできない
- 留学中や留学後の日本語サポートが欲しい
- 自分で対応する時間がない
- 多少お金を使ってもよい
ちなみに私は1回目を語学留学目的で利用し2回目を大学院留学目的でエージェント利用しましたが、どちらも今思えば「自分でやればよかった」と思っています。
そう思った理由と一緒に上の1-5について細かく見ていきます。
出願を自分のペースで進めなくてよい
出願をエージェントのペースで進めて問題ないのであれば、エージェント利用に問題はないと思います。逆に、自分ペースで進めたいとか、特定の月になる早で出願したいという人は、エージェントを介さず直接学校とやりとりをすることをおすすめします。
特に大学や大学院へ出願を行う場合、出願のタイミングは大事です。
なぜなら、特定の月から出願可能になりますし、大学によってはローリングアドミッション(順次審査と合否判定を行い、募集人数に達したら締め切る早い者勝ち形式)という形式を取っているからです。
人気の大学や成績に不安のある人は早期出願を行いたいわけですが、エージェントによっては対応が遅いので自分の思うスピード感で出願が行えません。
ここからは私の体験談になります。
エージェント担当者は通常返事に3日を要しました。さらに、連絡先と代理出願者が別担当者でありこの間の連携も必要でした。つまり2,3人間に入って出願対応してもらうので、当然自分で出願するより対応に時間がかかります。
ちなみに履歴書や出願動機書などいろいろなドキュメントを担当者に渡すことになります。そして途中で「あ、やっぱりこう修正したい」というそわそわした気持ちになることがあるかと思います。
修正版を提出しても返事が遅く担当者同士の連携も不透明なので「ちゃんと正しいファイルで出願されたかな…」とものすごく不安になりました。実際「出願しました」という連絡の後、結局出願できておらず情報提供を求められることも。
一応言っておくと、出願予定より少し提出時期がずれたからといって審査結果が変わるとは思いません。ですが、返事が早くない仲介人を何人か間に入れることでちゃんと対応されているのかすごく不安になります。
語学力不足で留学先情報をリサーチできない
語学力不足で留学先情報をネットで調べられないという人は、留学エージェントの持っている日本語情報を展開してもらえば安心ですから、留学エージェントの利用をおすすめします。
ただ、ここで声を張り上げて言っておきたいのが「留学エージェントの情報は古い可能性がある」ということです。仲介者の情報は公式サイトから抜き出して抜粋した翻訳版情報なのです。
私の体験談ですが、エージェントから頂いた出願情報やおススメ大学の情報の一部が古く、現在は展開されていないコースだったりしました。不安になったので結局ほとんど自分で調べました。
さらに、エージェントの利益は学校のプロモーションなどをして入学者を増やすことで、学校からコミッションが入ってきます。つまり、エージェントによって特定の国や学校を推していることがあります。

よって、エージェントを利用して情報収集するのなら色んなエージェントを見る方が偏りがなくて良いと思います。
留学中や留学後の日本語サポートが欲しい
「留学時の保険はどうすれば…」とか「手配してもらったホストマザーと問題が…」とか留学中の問題を仲介してサポートしてくれるサービスがエージェントから提供されていることがあります。
現地で自分で解決することが一番ですが、日本語サポートが必要ならばエージェントを利用することをおすすめします。
エージェントによってはセミナーなどを定期的に開催しており、留学中の不安や留学後のキャリアパスについて知識を蓄えることも可能ですし、留学を終えてから就活までサポートしてくれるエージェントもあります。
こういう情報やサポートは留学エージェントならではですね。ただ、こういうサービスを受けることを希望するのなら無償を強みにしているエージェントよりも、手数料を取るけど手厚いサービスを提供するエージェントを探すべきかなと思います。
自分で対応する時間がない
例えば大学院10校出願予定だとか、多忙で手配に手が回らないという人は、留学エージェントを利用することで負担を軽減することができると思います。
留学先だけでなく、保険やビザや滞在先等々手配の必要なことはたくさんありますが、エージェントを通して1本で対応できるのが良い所ですね。
ただ、エージェントによってどの範囲まで対応してくれるのかに違いがありますからどんなサービスが含まれているのか比較をすることをおすすめします。
多少お金を使ってもよい
留学エージェント提供のサービスは無償のものから手数料を取るものがあります。また、学校費用をエージェント経由で払う場合は、エージェントが利用している特別日本円レートで請求されることもあります。
さらに、留学までの英語コースやセミナー、ドキュメントの翻訳や書類修正アドバイス等で請求されることもあります。自分で手配したほうが安くなることがほとんどなので、お金を使っても良いという方はエージェントを利用するのが良いと思います。
金額の目安として私の経験したエージェントは、BEOと留学ジャーナルです。
BEO-2万円を払い大学留学を決めたら払い戻しの為実質無料
留学ジャーナル-手数料や学校費用や翻訳料などところどころで支払い6万円以上
※具体的な金額は直接問い合わせください
個人的な意見
以上がどんな人にエージェント利用が向いているかの説明でしたが、ここからは個人的な意見です。結論、なるべく留学部分でエージェントは使わない方が良いと思います。
まず、自分の行きたい学校の情報はエージェントからの営業を含んだ翻訳情報よりも、自分で調べる方が良いと思いませんか?
それに、仲介人を間に挟むことでプロセスはどうしても自分でやるより遅くなりますし、何かトラブルがあっても仲介人ではどうしようもないことがあります。
そして最後に、良いサービスを受けるなら当然手数料高めの留学エージェントを利用することになりますが、色んな部分でお金を請求され「お金使いすぎた…」と後悔します。
逆に、無料でサービスを受ければ当然自分の求めているような良いサービスは得られず「自分でやればよかった…」と後悔します。
というわけで、留学手配は自分で行い、もし忙しいならビザの手配などのみだけ頼んではいかがですか。
まとめ
以上、どんな人が留学エージェントを利用するべきなのかについてでした。