翻訳のコツ

【英日翻訳のコツ】文を修飾する副詞の訳し方

文を修飾する副詞、例えばnaturally, luckily, wiselyなどの訳し方について説明します。

文を修飾する副詞の訳し方

文を修飾する副詞はこの流れで訳すことができます。まず副詞とは名詞以外を修飾する言葉です。「時、場所、状態」などの追加の意味を加えるもので、形容詞+lyの単語やvery, alwaysなども副詞です。

訳し方

  1. 副詞が修飾しているのが文全体なのか特定の単語なのか見分ける
  2. 文修飾なら、日本語的に置き換えられる言葉がないか探す
  3. 日本語的な言葉がない場合は述語として訳す
クマ
って言っても意味わかんないよね。具体例を見てどういうことなのか見ていくよ

副詞が修飾しているのが文全体なのか特定の単語なのか見分ける

副詞が文全体を修飾しているか見分けるにはこんなことで確認できます。

見分け方

  • It is 形容詞 that~と置き換えられる

具体例を見ていきます。

He is naturally stupid.

これは「馬鹿である」という形容詞を修飾しているのであって文を修飾していません。「彼は天性の馬鹿だ。」といった具合に訳せます。

 

もし副詞が文全体を修飾しているのなら"It is natural that he is stupid"と置き換えられるはずです。「彼が馬鹿」=「当然」というような意味になってしまいます。置き換えられませんね。

Naturally he did not pass the exam.

これは副詞が文の全体を修飾している例です。"It was natural that he had not passed the exam."と置き換えられます。「彼が試験を合格しなかった」=「当然」ということで文全体を修飾していますね。

 

では、次に文修飾の場合の副詞を日本語的に置き換えられる単語がないか探していきます。

文修飾なら、日本語的に置き換えられる言葉がないか探す

翻訳はできるだけ語順通り訳すのが好ましいです。そういうわけで、文修飾の副詞をそのまま日本語として置き換えられないか探してみます。例を見ていきます。

Luckily I did not forget to bring my wallet.

これは「運よく」、「幸運にも」、「ラッキーなことに」って置き換えられますね。

幸運にも財布を持ってくるのを忘れなかった。」

ということでこの文は副詞を原文に合わせて文頭に持ってこれました。もう一つ例文を。

Naturally he did not pass the exam.

先ほどのこの文はどうでしょうか。悩む場合は辞書を引きます。

自然に、自然の力で、本来、生まれつき、当然、もちろん、気取らないで、ふだんと変わらずに、飾らないで

「当然彼は試験に合格しなかった。」

と訳せますね。このように日本語に当てはまるものを探せればいいのですが、探せないこともあります。その場合どう訳すのかを次で見ていきます。

日本語的な言葉がない場合は述語として訳す

日本語で言葉を見つけられなかったら、語順は変えてしまい述語として訳します。以下例文を見ていきます。

You very wisely came to me for advice.

これは文を修飾している副詞です。そのまま訳してみると「賢明にも私に相談しに来た」などでしょうか。なんか変だなと感じるのでwiselyの意味を辞書で探します。

賢明に、抜けめなく、賢明にも

しっくりくるものがありませんね。なので、wiselyを述語的に訳します。まずはこの文をこう変えます。

It was wise that you had come to me for advise.

これを訳すと

「私に相談しに来たのは賢明だった。」

ということで、述語的に訳すことで分かりやすい文になりましたね!もう一つ例を見ていきます。

She decided rightly to take her umbrella.

rightlyの意味は以下です。訳文は「彼女は傘を持っていくことを正しく決心した。」などでしょうか。

正しく、正当に、当を得て、然るべく、当然(のことながら)、正確に、本当に、はっきりとは、確かには

意味わからん!
シマウマ

こうなれば文を変えIt was right that she had decided to bring her umbrella.とします。この副詞はつまり、話者の意見です。このように、時々話者の意見が副詞として混じります。訳文はこうなります。

「彼女が傘を持っていくと決めたのは正しかった。」

(完璧な訳文ではないです。理由を下でさらに説明してます)

まとめ

以上文を修飾する副詞についてでした。

 

ちなみに本題ずれますが細かく言ってしまうと、日本語では普通「彼女」でなく名指しするので、誰なのか明らかなら先ほどの例文は

田中さんが傘を持っていくと決めたのは正しかった。」

と訳します。

代名詞の訳し方なら

さらにさらに、この文がなんか日本語的じゃなくて気持ち悪かったら

「田中さんが傘を持って行くという判断は正しかった。」

「田中さんが傘を持って行ったのは良い判断だった。」

などと変えることもできますが、あまり原文を変えるのはよくありませんね。いかに原文の意味を変えず日本語らしい文章を作るか、それが翻訳力ってやつです。

 

翻訳って面白いですね!

 

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