翻訳のコツ

【英日翻訳のコツ】関係代名詞の訳し方は2通りある

関係代名詞は英語で人やものを修飾するときに使い、which, who, whom, that, whoseのことを指し接続詞+代名詞の意味を持ちます。日本語にはない概念なので、多くの人が関係代名詞を苦手でもあります。

 

そんな関係代名詞ですが、学校では1通りの訳し方しか習いません。しかし翻訳としては主に2通りの訳し方を行うので、どう訳すのが正しく、またその2通りとはどういったものなのか説明していきます。

 

関係代名詞の場合訳し上げ方法と訳し下げ方法がある

訳し上げとは、文末から文の最初に向かって訳す方法で、学校で習った関係代名詞の訳し方はこの方法です。

訳し下げとは、文の最初から文末に向かって訳す方法で、翻訳する際重要視されている訳し方でもあります。詳しい説明が必要な方はこの記事も参照ください。

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関係代名詞を訳し下げる場合、この点に注意します。

  • 関係代名詞は文脈を見て「そして」や「だけれども」等の接続語に変える
  • 作った接続語の後に代名詞を補う
  • すごく長い文の場合は一度句読点を入れる

例えばこの文を見ていきます。

My father, who is 70 years old, still plays tennis every weekend.

訳し上げ:私の70歳になる父は、まだ毎週末テニスをしている。

訳し下げ:私の父は70歳になるが、まだ毎週末テニスをしている。

 

関係代名詞thatを「が、」と内容を続ける接続語に置き換えています。そして、この文で作った接続語の後に来る代名詞はMy father(he)なのでこれを補います。どういうことかというと、つまり訳し下げる際は、"Although my father is 70 years old, he still plays tennis every weekend"という変換をしてから訳しているのです。

 

ちなみ誰がテニスをしているのかは明らかなので、日本語では「私の父は70歳になるが、彼はまだ毎週末テニスをしている」とは言わず省略します。代名詞の訳し方はこちらも参照ください

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訳し下げた方が語順的には原文に近いので良いですね♪

訳し上げ方法と訳し下げ方法どっちがいいのか

正直、訳し上げる方法が良い時もありますし、訳し下げる方法の方が良い時もあります。訳し上げて悩んだら訳し下げてみるのも手ですね。せっかくですから、いくつか例文を見ていきます。

例1: 訳し下げる方が良い場合

この英文をみていきます。

In the museum, I was looking at a spoon that was carved by a famous artist who apparently had carved millions of the spoons until now.

訳し上げ:美術館で私はこれまでにどうやら無数のスプーンを彫刻してきたらしい有名な芸術家が彫ったスプーンを眺めていた。

訳し下げ:美術館で私はあるスプーンを眺めていた。そのスプーンは有名な芸術家が彫ったもので、どうやらこの芸術家はこれまでに無数のスプーンを彫刻してきたらしい。

 

この例文では、スプーンの修飾が本当に長いです。こういう時に語尾から訳すと、私は〜眺めていたの間が長すぎて何がなんだか分からなくなります。この例文では訳し下げることで随分わかりやすくなりました。

例2:訳し上げた方が良い場合

この例文をみていきます。

Look! There is a boy who is crying in the park.

訳し上げ:見て!公園に泣いてる男の子がいる。

訳し下げ:見て!男の子がいるんだけど公園で泣いてるよ

 

訳し下げだとなんかくどいです。男の子がいるから何?って感じです。このように訳し上げたほうが綺麗な翻訳になることもあるのです。

例3: 訳し上げも下げも取り入れる

先ほどの例文を見ていきます。

In the museum, I was looking at a spoon that was carved by a famous artist who apparently had carved millions of the spoons until now.

訳し上げ:美術館で私はこれまでにどうやら無数のスプーンを彫刻してきたらしい有名な芸術家が彫ったスプーンを眺めていた。

訳し下げ:美術館で私はあるスプーンを眺めていた。そのスプーンは有名な芸術家が彫ったもので、どうやらこの芸術家はこれまでに無数のスプーンを彫刻してきたらしい。

 

さっきの例文です。別に完全に訳し下げにしなくても、一部訳し上げにすることも可能です。

 

訳し上げ&下げ:美術館で、私は有名な芸術家が彫ったというスプーンを眺めていた。どうやらこの芸術家はこれまでに無数のスプーンを彫刻してきたらしい。

まとめ

以上関係代名詞の訳し方2通りについてでした。翻訳って答えがないから面白いですね^^どんな翻訳がベストなのか考える力は、経験でしか身に着かなそうです。

 

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