IELTSを半年の間に2回受け、リーディングセクションにおいては1回目の試験で7, 2回目の試験で8.5を取りました。その勉強方法を紹介します。
リーディングセクションは比較的点数が取りやすい項目ですし、もしIELTSが大学留学目当てであればアカデミックリーディング力は必須と言えますので、参考になれば幸いです。
目次
はじめに
このスコアはリーディングで8.5が取れた際のものです。各セクション満遍なく勉強したつもりですが、リーディングだけは他と比較して高い8.5を取りました。
この試験の3か月前に受けたリーディングスコアは7だったので、たった3か月で1.5も上がったということで、とても点数を上げやすいセクションであることが分かります。
また、自分の問題点を解決できたからここまで点数が上がったのだと思っています。問題点は1.時間が足りないことと2.語彙力が足りない ことでした。以下に自分の解決方法を記載します。
問題点1: 時間が足りない
リーディングでは1時間で3つの文章を読み40問解答する必要があり、1つの文章と解答を20分ほどの時間配分で終えないと時間が足りなくなります。
実際初試験時は1-2分しか見直し時間ができず(それでも模擬試験の時よりは時間ができた)すごく慌てたのですが、以下対策を3か月行ったら次の試験では見直し時間が14分もでき余裕をもって取り組めました!
解決法
- しっかり時間を測って模擬試験を解きまくり傾向を学ぶ
- IELTS試験よりずっと長い英文に慣れる
上の対策について詳細記載します。
しっかり時間を測って模擬試験を解きまくり傾向を学ぶ(コツ大公開)
時間を測って模擬試験を解いているといろんなことに気づきます。模擬試験を何回も解き、自分がなぜ問題を間違えたのか考えましょう。
以下に模擬試験を20回分(IELTS 10-15)解いて私が気づいたことを載せますが、全ての人に当てはまるわけではありませんから、参考程度にとどめて自分でいろんな方法を試してみてください。
気づいた点
- 解けない問題があったら一度あきらめて後で解いた方が良い
- X段落目の中にX問目の解答が隠れているので、1問目を読んでから1段落目を読む…という解き方が良い
- 1つめより3つめの文章の方が難しいから時間を残す努力をした方がいい
- (スキミング、スキャニングを行う)
1-3を意識して解いたら時間短縮につながり余裕をもってリーディングを終えることができるようになりました。
1に当てはまる状況は例えば、各段落に当てはまるタイトルを選ぶような問題に特に有効です。似たような選択肢があって迷うことが多いですが、他の問題を解いた後戻ってくると、内容理解が深まっているので意外と簡単に解答できることがあります。
2はつまり問題先読みですが、問題数が多いので全部問題を読んでから本文に行くやり方は私は好きではありません。1問目を読んで1段落目を読んで解答し、解答したら2問目を読んで2段落目を読む…という流れで進めたら一番効率が良かったように思います。
3については、細かく気にしすぎて1つめと2つめの文章を読み急ぐのはよくありませんが、3つ目が大体一番難しいという事を意識すれば、よい時間配分で終えることができます。
最後に4ですが、私は使わないものの有名な方法なのでかっこに入れて書きました。IELTSのリーディングセクションではスキミングやスキャニング(速読して解答を探すような読み方)が大事だとだと言われており、人によっては段落の一番最初と最後しか読まずに問題を解く人もいるそうです。
私の場合は明らかに普通に全て読んだ方が点数が高いので使いませんでした。速読慣れしている人には向いているのかもしれません。
IELTS試験よりずっと長い英文に慣れる
上の説明は効率よく解くための対策やコツに有効ですが、そもそもIELTSのリーディングセクション長くて体力もたないな……という方は、一度もっと長いアカデミックな文に慣れておいた方がよいです。
実際大学や大学院に入る方はリサーチなどで論文漬けになりますから、アカデミックな長文に慣れることはとても大事だと考えます。
とはいえいきなり論文読むと心が折れるので、英語学習者におススメの長文先を載せておきます。
National Geographic - ダントツでおススメですがちょっと難しめです
Science News for Students - National geographicの英単語が難しすぎる人はここ。文末に英単語の開設も入っています。
上の二つが難しすぎるという人はニュースやエッセイを読むことをおすすめします。
とにかく、読み物風長文英語に慣れることが目的です。
やる気がない時は代わりに好きな本などを読むのもアリだと思います。IELTSとは違う文体の読み物になってしまうかもしれませんが、それでも圧倒的な英文読解の体力が付きます。

問題点2 : 語彙力が足りない
IELTSのリーディング試験文章では、学術的で難しい単語は必ず文中で同時に悦明されている為、ある程度の語彙力があれば一部の単語を知らなくても内容理解が可能です。
ただ、基本的に問題文は本文の表現のまま質問せずパラフレーズされているので、言い換えた文章を探す能力が必要であり、その為ある程度の語彙力が必要です。
語彙力が足りないと、正誤または文中に書かれていないかを問うような問題で「あれ、文中に書いてあるような書いてないような…?」と解答を決定することが難しくなり時間を費やすくせに間違えます笑
単語は、上で紹介した長文やIELTSの模擬試験を読み知らないものを覚えればよいです。辞書を引きすぎていると感じたら単語帳などで一気に英検2級レベルくらいのものを覚えるほうが効率がよいかもしれません。
IELTSには英検準1級や1級レベルの単語も出てきますが、頻度は高くないですし前後の文を理解していれば大した問題にはなりません。
まとめ
以上、IELTSリーディングで7-8.5を取る方法についてでした。リーディングで伸び悩む人の参考になれば幸いです。