翻訳のコツ

【英日翻訳のコツ】I, you, she/he, they, itはどう訳す

翻訳を学ぶと日本語と英語の違いを再認識できてとても面白いので続けているこのシリーズ【英日翻訳のコツ】です♪

 

今回は人称代名詞(I, she, he, you, they, it)をどう訳すのかに注目していきます。

学校では多くの人が直訳的に習ってきましたが、自然な日本語を目指すには学校で習わなかったような工夫が必要です。どう工夫が必要なのか見ていきます。

人称代名詞とは

人称代名詞は人を表す代名詞でI, she, he, you, they, itやmy me mine...といった変化形のことです。

 

英語と違って日本語は人称代名詞を常用せず、強調したい時だけに使います。また、「彼女/彼/あなた」という単語はパートナーという意味を表す表現でもあるので、直訳すると変な訳になることが多いです。

 

そんな人称代名詞ですが訳し方のコツがあるので、順番に見ていきます。

Iの訳し方

Iには「私」という意味がありますが、日本語では自分のことを強調したい時等に使うのでそれ以外の場合は省きます。また、場合によっては「自分」という表現を使うことができます。

 

例を見ていきます。

 

例1:I am from Tokyo University.

→東大出身です。

(自分のことについて言っているのは明らかなので省きます。「私は」東大出身ですと訳す場合は「明治大学出身なんですね。私は東大出身です。」と自分を強調したい時に限ります)

 

例2:Mr. Tanaka does not like apples... but I like apples!

→田中さんはリンゴ好きじゃないけど…私はリンゴ好き!

(他人と比較して自分のことを強調したい)

 

例3:How can I check my password?

→どうやったら自分のパスワードを確認できますか。

(自分のこと言っているのでIは必要ありません。my passwordは「私の」パスワードとしても問題ありませんが、「自分の」パスワードの方が自然ですね^^)

 

panda

クマ

キャラクターによっては
「僕」「俺」「あたし」「拙者」とかを
使って日本語らしさを翻訳に出そうね

Youの訳し方

Youには「あなた」を指す意味がありますが翻訳の場合は大体「あなた」と訳さず、文から省くor前に使われた名称を使います。 またこれも場合によっては「自分」と訳せます。

 

「あなた」や「君」を使えるのは、奥さんが旦那さんのことを「あなた」と親しげに呼んでいるシーンだとか、「君ねえ…」と怒りを示している時かなと思います。まあ人によってはパートナーに限らず相手のことを「お前」とか呼ぶこともありますけどね…

 

ここで出てくるYouは田中さんとして例を見ていきます。

例1:You are mean!

→いじわる!or 田中さんのいじわる!

(省いても名前を使ってもOK)

 

例2:You dropped your wallet.

→お財布落としましたよ。or 田中さんお財布落としましたよ。

(your walletは「あなたの財布」なんて訳さないようにします)

 

例3:You might want to be careful about what you say.

自分の言うことには気を付けた方がいいかも

(あなたを「自分」と訳すのがふさわしい例文です)

 

例4:You idiot!

お前馬鹿か!

(怒っているのでYouの訳をそのまま入れても自然ですね)

She/He/Theyの訳し方

She/He/Theyには「彼女」「彼」「彼ら」という意味がありますが、これも日本語で使いませんよね。言わなくても明らかなら訳として省き、明確にしなければならない場合は前に出てきた表現(その人の名前等)orそれに類似した表現を作ることで日本文らしくなります。

 

例1:Who is that lady? -She is my girlfriend.

→あの女性誰?-僕の彼女。

(誰のことを言っているか明らかだからSheは訳さない)

例2:Although Shinzo Abe has been chosen as a prime minister many times, this does not mean he is loved by all Japanese citizens.

→安倍晋三は首相として何度も選ばれてきたが、安倍晋三が日本国民みんなから愛されているかといえばそうではない。

(前に出てきた名詞をそのまま引用)

 

例3:Some people in Twitter tend to be aggressive towards others. They think they can say anything due to anonymity.

→ツイッター民の一部は他人に攻撃的になりがちだ。こういう人たちは匿名性のおかげで何を言っても良いと思っているのだ。
(前に出てきた表現は「ツイッター民の一部」ですが繰り返して使うとちょっとくどいので、変えて表現します)

Itの訳し方

Itには汎用性があり主要な使い方でもこれだけあります。

  1. 一回出てきたものをitに置き換える
  2. 天気や性別不明のペットや時間等の主語として使う
  3. 主語が長い時に最初にitとして持ってきて後に説明する形式主語

 

2と3は中高で習ったように訳せば日本語らしくなることが多いので、今回は1のケースのみ見ていきます。itは「それ」と訳せそうならそう訳してしまってよいですが、変であればhe/she/theyと同じ要領で訳します。

 

つまり言わなくても明らかなら省き、明確にするなら前に出てきた表現or類似した表現を使えば日本文らしくなります。

 

例1:You want this chocolate? It is nice. -Wow, it is too big!

→このチョコいる?おいしいよ。 - わあ、それ大きすぎ!

(最初の文で「それ」と入れると変なので訳しません。入れたい場合は「これ」にすれば可能です。次の文では「それ」と強調したいので入れました。省いて「わあ、大きすぎ!」でもよいです。)

例2:Although Mike never visited Japan, he always writes about it in his blog.

→マイクは日本に来たことがないが、いつもブログで日本について書いている。

(文によってはitを訳さないと分かりづらい訳文になるので、itの指すものを訳します)

まとめ

以上、指示代名詞の訳し方でした。言語好きとして翻訳ってやっぱり楽しいです^^他にも翻訳について書いているので、気になる方はカテゴリー「翻訳のコツ」の記事を読んでみてくださいね。

 

また、コツを学ぶのも良いのですが、結局経験することが大事と翻訳者の皆が口をそろえて言っているので、翻訳をさらに学びたい方は実際に翻訳をしてみるのが良いかと思います。

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