英文翻訳術(著者:安西哲雄)が英日翻訳の基本を勉強するのに一押しです。詳細レビューを以下に書いておきます。
目次
英文翻訳術(著者:安西哲雄)の良い所
英文翻訳術(著者:安西哲雄)は1995年に出版された英日翻訳の基本技術を学ぶための本です。著者の安西哲雄教授は著名な英文学者であり、教授の翻訳書や著書は数知れません。
本書は結構古い本ではありますが、この本の良い所について解説します。
ポイント
- 現在翻訳学校で学ぶ基礎が網羅されている
- 翻訳学校の授業は数万円かかるが本書は圧倒的に値段が安い
- 説明が分かりやすく試訳も多いので自分で翻訳をして比較できる
まず、現在翻訳学校で学ぶ基礎が網羅されているという点についてですが、2020年時に大手翻訳学校で英日翻訳基礎の授業を受講していた私が言うので間違いありません。
驚きなのが、1995年出版の翻訳技術と現在の翻訳技術に大して差がないという所ですが、とにかく本書は古いものの現在も使える基礎技術が網羅されているということが分かりましたね。
次に翻訳学校の授業は数万円かかるが本書は圧倒的に値段が安いという点です。私の通った翻訳学校では英日翻訳の基礎を受講するのに合計6、7万円かかりました。もちろんこの費用には講師が私の翻訳をレビューしてくれるという作業なども含まれているからこその値段ですが、翻訳学校で学んだ内容は本書とほぼ一緒であり本書はAmazonで1000円以下で購入できます。
最後に説明が分かりやすく試訳も多いので自分で翻訳をして比較できるという点についてです。まず、本書は有名どころの論文内容を参照しているので内容はとてもアカデミックであるものの、著者の説明がすごく分かりやすいのでサクサク読むことができます。さらに、具体例に試訳や著者訳や有名人訳などを載せて比較をしているので、自分でも翻訳をしてみて翻訳の面白さを感じることができます。
英文翻訳術(著者:安西哲雄)の悪い所
レビューを書く際毎回良い所と悪い所を書いているのでこの項目を作りましたが、悪い所は全然見当たりません笑。強いて言うなら文庫じゃなくて単行本で欲しいな……と思います。保存必須版の本ですよ。
まとめ~☆5つ
英文翻訳術(著者:安西哲雄)は☆5つのおススメ度です!翻訳を始める方はまずこの本を読んでみてはいかがでしょうか。
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