翻訳のコツ

【英日翻訳のコツ】主語が無生物の場合どう訳す?

英語は日本語と違って人間でないもの、無生物を主語に取ることが多いです。

 

動詞が自動詞であれば訳には困らないこともあるのですが(例:Spring has come.春が来た)、無生物主語+他動詞を使った場合日本語で訳すのにコツがいります。

 

例えばThe rainstorm prevented my daughter from going out.という文は直訳風にすれば「暴風雨が私の娘の外出する妨げをした」などでしょうか。

 

これでも通じるのですがもうちょっと日本語らしく翻訳する方法があるのでそれを紹介します。また、理論が嫌いな方は目次から「ポイント」で記載している例のみ見れば何となく理解できます

翻訳の流れ

 

無生物が主語で翻訳に困った場合、以下の流れで訳すと上手くいくことが多いです。もちろんケースバイケースなので、全てのケースに当てはまるわけではありません。

 

無生物主語の文の翻訳の流れ

 

  1. 無生物主語を副詞句(節)のように訳す
  2. 目的語を新しい主語に置きなおす
  3. 動詞の表現を変える

なんだか教科書っぽくて分かりづらいかと思うので、各セクションについてどういうことなのか説明していきます。

無生物主語を副詞句(節)のように訳す

無生物主語は副詞句(節)に変えてしまって訳します。

 

副詞句というのは動詞/形容詞/副詞や文全体を修飾する2語以上のあつまりで、副詞節には主節に条件や時や理由などの情報を加える働きがあります。

 

副詞句:Thanks to my co-worker, I managed to finish work on time.
同僚のおかげで定時に仕事を上がれた。
副詞節:When I was young, I used to play tennis.
若い時はテニスをしたものだ。

panda

クマ

一応説明はしたけど副詞句(節)なんて意識はしなくてOK
やり方はとても簡単だから具体的にみていこう

 

無生物主語をどんな副詞句(節)に変えるのかは文脈で判断する必要がありますが、多くの場合以下のように変換し副詞句(節)を作れます。

  • 主語が原因・理由を表す=「<主語>のおかげで、<主語>の理由で」
  • 主語が条件・方法を表す=「<主語>すれば、<主語>によって」

 

例:The rainstorm prevented my daughter from going out.

この文の主語はThe rainstormです。これを副詞句(節)のように変えてみます。文全体の意味を考えると、Because of the rainstorm(暴風雨のせいで)などの副詞句に変換できますね。

 

ここさえできればあとはニュアンスで訳せちゃうのですが、文章が長くなると混乱しがちなのでこの後の流れも説明しておきます。

 

目的語を新しい主語に置きなおす

目的語とは動詞の対象になっているもののことで、自動詞にはなく他動詞にのみ出てきます。下の赤い部分が目的語です。

 

元の無生物主語は前述の方法で副詞句(節)に変えてしまったので、代わりにこの赤い部分を新しい主語に置き直してしまいます。

  • 他動詞:find (I found you), eat (I ate an apple) →何か対象が必要な動詞
  • 自動詞: swim, walk, run →主語だけでできちゃう動詞
    ※無生物主語で自動詞を使っている英文は訳文に困らないことがほとんどなのでここでは他動詞に注目していきます

 

先ほどの例で見ていくと

The rainstorm prevented my daughter from going out.

他動詞Preventedの対象、つまり目的語はmy daughterです。これを新しい主語とします。

 

The rainstorm prevented my daughter from going out.

「暴風雨のせいで娘が~」

 

ここまで来れば自然に訳文が浮かび上がるので次のステップを説明する必要ないかもしれませんが一応書いておきます。

動詞の表現を変える

前述で、無生物主語はThanks to the rainstormに変えて主語はMy daughterに変えました。そうすれば自ずとしっくりくる動詞の表現が出てきます。

 

The rainstorm prevented my daughter from going out.

「暴風雨のせいで娘が外出できなかった」

 

ポイント

無生物主語の入った文を訳すのにポイントとなるのが、無生物主語を副詞句(節)のように訳すという部分です。

 

ここさえできればなんとなくどんな訳が良いのか見えてくるので、無生物主語を副詞句(節)のように訳すポイントに注目して例を見ていきます。

 

主語が原因・理由を表す=「<主語>のおかげで、<主語>の理由で」

<主語の前にThanks to, because of, since, becauseなどを入れ副詞句(節)を作ります>

 

例1: Smartphones allow us to study languages in a easier way.
→Thanks to smartphone, we can study languages in a easier way.
「スマートホンのおかげでより簡単に言語の勉強をできる」

 

例2: Watching too much TV caused my son to have a bad eye sight.
→Because my son watched too much TV, he got a bad eye sight.
「テレビを見すぎてしまったせいで、息子の視力が悪くなった。」

panda

クマ

Becauseを入れるならその後文が必要だから
文内に隠れているmy sonを出して節を作ったよ
こうやって補わなきゃいけないこともあるんだ

 


例3: 30 years as a tennis player does qualify her to talk about tennis.
→Since she has been a tennis player for 30 years, she is qualified to talk about tennis.
30年間テニス選手をやってきたので、彼女はテニスについて語るのに適している。

 

主語が条件・方法を表す=「<主語>すれば、<主語>によって」

<主語の前にbyやifを入れ副詞句(節)を作ります>

 

例1: Smartphones allow us to study languages in a easier way.
→By using smartphones, we can study languages in a easier way.
「スマートホンを使うことで、より簡単に言語の勉強をできる」

panda

クマ

この例文はさっきも出てきたね。
翻訳の答えは一つではないんだね!

 

例2: This flight will take you to Tokyo.
→If you take this flight, you can go to Tokyo.
「この便に乗れば東京に行ける」

 

うーんやっぱり翻訳って面白いなと思います^^

 

翻訳をさらに学びたい方は実際に翻訳をしてみるのが一番!

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